禁煙成功までのロードマップ -禁煙外来へ行くことなく禁煙成功した話-

スポンサーリンク
Blog
スポンサーリンク

はじめに

喫煙歴およそ20年、禁煙にトライしたこと幾度となく。

これまで何度も禁煙に失敗してきました。

そして2021年6月、ついに完全禁煙に成功しました。

これまでの失敗や、ようやく禁煙成功に辿り着いた軌跡、なぜこれまで禁煙に失敗してきたのかという分析結果を残すと共に、同じように禁煙したいけどやめることができない方の役に立てればと思い、記事を書き綴ります。

禁煙を失敗する真の理由

禁煙をしよう!と思っても、そう簡単な話ではないことは、自分自身が一番理解しています。

では何故、禁煙ができないのか。

禁煙を失敗した時に色々な理由を並べてきましたが、すべて言い訳に過ぎなかったな、と今では思います。

禁煙できない真実は、以下の2つです。

・習慣

・ニコチン中毒

間違いなく、この2つのみです。

逆に言えば、この2つをクリアすれば、必ず禁煙達成できます。

と言っても、それが難しいからなかなか禁煙できないことがリアルな真実です。

禁煙を助長するアイテムや治療など様々ありますが、兎にも角にも「習慣」「ニコチン中毒」の2つを攻略しなくてはならないのは間違いありません。

とはいえ、原因がわかったとしてもこの2つを同時に攻略するのは、よほどの、それこそ大げさに言えば生き死にを分かつくらいの何かが無い限り難しいものとなるでしょう。

そこで、確実に禁煙を達成するために、この2つの課題を一つずつ解決していくこととしました。

まず、「習慣」と「ニコチン中毒」のどちらを先に攻略するかと考えた時に、「習慣」からまず潰していこうと決めました。

実は、自分は過去入院している期間があって、その間は煙草を吸えなかったので、どのくらいの期間煙草を手放せば煙草無しでも生活していけるかという基準を知っていました。

煙草を強制的に吸えない状況になってからニコチンが身体から抜けるまで大体3日~4日です。

禁煙はロジックだけでは解決できない問題ではありますが、禁煙時の苦しみは未来永劫続くものではないことを知っていたからこそ、今回の禁煙に成功したと考えます。

ちなみに入院してやめれたなら、そのままやめれば良かったんじゃない?というのはありますが、その時は気も尖っていて、やめる気ゼロだったので、どうしようもないヤツでしたね。

外出時の喫煙をやめる

まずはじめの取り組みとして、外出時に煙草グッズを家に置き、外では強制的に吸えないという環境を作りました。

そもそも、禁煙の成功に至ったのは、電子タバコにしていたことが大きかったです。

紙煙草の時も、同じような取り組みをしたことがありましたが、紙煙草は電子タバコと異なり、外でも一式買えてしまいますから、自分の場合は何度も失敗しましたね。

ところが、電子タバコは大元の器具が無いと喫煙できませんし、気軽に購入できるものでもありませんので、外に持参さえしなければ強制的に吸えない環境が出来上がります。

この時点で肝心なのは、完全にやめたということではなく、「外では吸わないけど、家に帰ったら吸える」という事実を仕立て上げたことです。

外では吸えないけど家に帰ったら吸えるからいいや」という安堵感のようなものを自分自身に与えて、禁煙時に必ず襲ってくる「タバコが吸いたい、タバコが吸いたい」という呪いのように繰り返されて、それしか考えられなくなるニコチン切れの症状(思い込み)を抑制しました。

禁煙直後は暇な時間をつくらない

さらに、取り組んだのは外出時に空白の時間を作らないようにすることです。

外出時に一息つく時間、休憩時間は必ずあるものですが、空白の時間を設けると、必ずニコチン切れの呪いが襲ってきますから、空白の時間はとにかくスマホいじって別のことを考えたり、本を読んだりして、「何もしない時間」を排除しました。

そもそも、完全にやめてないのに外出時だけ禁煙するとか、そんな都合の良いことが可能なのか?という疑問がありましたが、ニコチンが抜ける期間と習慣性の法則を考えた時に、いけそうだなと思ったんですね。

この時点で、家では煙草を吸うので、ニコチンが抜けることはありません。

ただ、禁煙を阻害するもうひとつの要因は「習慣」です。

そして、その習慣そのものを変えてしまえば、外では煙草吸わないという状況を作ることは可能と判断しました。

習慣とは、自分のデイリーの行動パターンで、行動パターンは環境の変化が無い限り変わるものではありません。

煙草を吸ってる間は食後にとか、仕事終わりに吸わなくてはいけないと身体が信じきっていて、これが禁煙を阻害する普段の「習慣」です。

だったら、その習慣を無くしてしまえばいい。

習慣は自分の意思で変えることができるので、この外出時の習慣、つまり行動パターンそのものを根本的に変えたことで、「外出時は煙草を吸わない」という状況にすることに成功しました。

外出時の禁煙をはじめてから、キツイなと思ったのは一日くらいで、それもキツいと思う隙を作らないように事前準備をしっかりと行ったので、自分でもびっくりするくらい、外出時は煙草を吸わないという状況があっさりと作れたな、と思いました。

それに、この微妙な状況が作れたのは、この時点では家では吸えるという「安心」があったからに他なりません。

こうして外では吸わないことが自分の中で割とすぐに習慣となり、外で吸えないことに何も感じなくなったとき、一歩前身したと感じました。

その後、外で吸わない、自宅では吸うというような生活を2ヶ月ほど過ごしました。

ラスボス、完全禁煙の壁は高かった

そろそろ家の禁煙もいけそうだな、と思いはじめたときに、思い切って完全禁煙にチャレンジしようと決断しました。

そして、この時の自分は、外出時の禁煙があっさり成功したから、もう完全禁煙も楽勝だよねと、高を括っていましたが、ニコチン切れの症状をナメてましたね。

完全禁煙の障壁は正にラスボス、魔王と言っても過言ではないほど強大なものであることを思い知らされました。

何度も何度も敗れてきたのに、なぜナメてたんでしょうね、、

それ程までにニコチン切れ、つまりニコチンの中毒性の強さというものが恐ろしいものであるということです。

想像を絶するニコチン切れの症状の強襲

その症状は初日に危機感を覚えるほど強烈なものでした。

外出時は「家では吸えるからいいや」の安堵感がニコチン切れの症状を抑制していましたが、ここはその家です。

そして目の前には喫煙グッズもある。

この状況は明らかに外とは異なるもので、すぐさま自分の頭の中が「煙草が吸いたい」という言葉で支配されていくことがわかりました。

一応、ノンニコチンの電子タバコを持っていて、それで初日は何とか誤魔化してみたものの、煙草を吸うのとは明らかに異なるものであり、このままだと負ける!と強く感じました。

最強の武器を購入

この苦戦劇は予想だにしないものでした。

初日の段階で、このままでは負けると感じたため、取り急ぎ最強のアイテムを探しにネットの海へ。

欲しいものはただ一つ。

それは「煙草に近い味わいのノンニコチンのタバコスティック」です。

ノンニコチンの電子タバコスティックを持参していましたが、どうも喉にグッとくる感覚が弱い。

ニコチンを摂取してるかのような感覚のノンニコチンの煙草スティックがあれば、この戦いに勝てると確信していたのです。

色々調べてたら、どうやら以下の2つがトップに入るようだったので、思い切って2つとも購入することに。

左:NONNICO ノンニコ メンソール 3箱セット (1箱20本入) 加熱式スティック IQOS互換機用

右:NICONON ニコノン 禁煙後の新しいカタチ。アイコス互換機 次世代ニコチン0mg加熱式スティック (アイスシトラス, 3箱セット(1箱20本入り))

ちなみに最寄りのコンビニ等では売ってないためAmazonで3個パックをそれぞれ1セット購入しました。

名前が微妙に異なりますが、それぞれ他サイトのレビューで1位、2位といった感じでした。

到着までの中2日は既存のノンニコチンのタバコスティックで騙し騙し過ごしていましたが、完全禁煙3日目辺りがピークで辛抱たまらず、危うく普通の煙草を購入する寸前までいってましたね、、、。ギリギリで踏みとどまりましたが。

そして4日目。ついに最強の武器が到着。

味や感想は見ていたレビュー記事と同じような感覚。

何よりこれはいいな、と思ったのが、普通の煙草を吸った時のような喉にガツンとくる感覚。

これさえあれば普通の煙草を吸っているのと大差無いと感じられるので、勝利を確信しました。

完全禁煙へ

実は4日目には既にだいぶ禁断症状が落ち着いていたので、この時点でニコノンやノンニコが無くても大丈夫なくらいにはなっていました。

ということで、自分の場合は3日目が最も禁断症状が発生した時でした。

この時点でニコノンやノンニコを手にしていたらもう少し楽に乗り越えていたことでしょう。

そして、ニコチン断ちから5日目以降は「煙草吸いたい、、、」の呪いの声は聞こえなくなりました。

習慣でニコノンやノンニコを吸ってはいましたが、次第に電子タバコ自体を手に取ることがなくなり、数日後には器具に触れることすらなくなりました。

そのため、ニコノンとノンニコで合計6箱購入したものの、ほとんど使わずに今に至っています。

完全禁煙へのまとめ

完全禁煙に至るまでに、禁煙外来へ通うこともなく煙草をやめることができたのは、自分の人生のチャレンジしたことの成果のうちの一つととらえています。

まとめると、完全禁煙に至ったポイントは以下です。

  • 紙巻きタバコから電子タバコにしていた
  • 習慣を段階的に変えた
  • ニコチン中毒を克服した(ノンニコチンの煙草スティックの力をかりながら)※完全禁煙から3日前後がピークでキツいので頑張ってください。ここを乗り越えたら、もう大丈夫です。

禁煙失敗談

おまけですが、自分がこれまで禁煙に失敗してきた時の理由を書き残します。結論、すべて言い訳と幻想です。

入院により完全に煙草をやめれていたのに、退院直後に吸い始める。若気の至りで気持ちが尖っていた。周りはみんな吸ってるのに自分だけやめたくなかった。
友達と一緒に禁煙にトライ。毎日近況報告するも、3日後くらいに「吸ってる」と報告受け、やっぱ無理だよね~と自分も喫煙しはじめる。
禁煙するとtwitterで宣言するも、ブツブツ言い訳をツイートし、終いには煙草をやめるなんてロックじゃねー!と息巻くと、フォローされてるリアル友人から「さっさと吸えよ」と呆れられ、やっぱ無理だとなって喫煙しはじめる。※そもそも電子タバコの時点でロックを語るのは厳しめ。
禁煙後、家庭のいざこざ、仕事のいざこざetc、、、何かにつけてストレス解消と銘打って喫煙。禁煙できないのはストレスに邪魔されているからだと自分に言い聞かせながら煙草を吸う。
禁煙後、もし禁煙したら、、、飲み会で手持無沙汰、そんなのつまらないと想像し、やっぱ禁煙なんてクソだよねと思い直し喫煙しはじめる。(若気の至り)
禁煙後、食後の楽しみ無いし、一息もつけないなんて、それって幸福感低くなるよね?と思い直し喫煙し始める
紙煙草時代、外出時に煙草とライター一式を自宅にあえて置いていき、禁煙にチャレンジするもニコチン切れといつも吸える時に吸えないイラ立ちと憤りから煙草とライターを購入し吸い始める。

、、、とまあ、覚えているだけでザっとこのような持論という名の言い訳を盾に、禁煙に失敗し続けてきました。

しかしながら、これらはすべて言い訳に過ぎず、ニコチン中毒がもたらしていた幻想とも言えます。

退院後すぐに喫煙し始める、は若気の至りであったのでさておき、ニコチンが体から抜ければ、これらの言い訳が言い訳に過ぎなかったと実感できます。

ぜひ、反面教師としてあざ笑っていただければ幸いです。

禁煙を決断した理由

最後にどうしてこれまで多くの禁煙失敗を重ねてきたにもかかわらず確固たる意志で禁煙しようと思ったのかというと、昨年父親が不摂生で亡くなったこと、周りの友人がどんどん煙草をやめていたことを知ったことが大きな理由ですね。

父は、酒も煙草もやる昭和の親父といった感じで、晩年は禁煙をしようとしていた形跡がありましたが、結局完全にやめられないまま他界してしまって、このことは自分に禁煙を決断させる大きな理由となりました。

また、十数年来の、常に行動を共にしてきた友人たちが次々に禁煙を達成していて、どうやったかまでは詳しく聞いてなかったのですが、その友人たちに禁煙できて自分ができないわけがない、という、ある種高いプライドが良い方向(禁煙)に向かわせた感じですね。

続けていたことをやめるというのは並大抵のことではないと思いますので、やめるためにそれなりのきっかけが必要になってきます。

あと、まあ現代的には禁煙を推進した方が良いのでしょうけど、やめたいと思ってない人に無理に禁煙を進めようとは考えていません。

この方法で誰しもがうまくいくとは限りませんが、禁煙を考えている人の手助けになればな、と思い書き綴った内容ですので、もし読んでいただいた方の参考となれば幸いに思います。

BlogLife
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする