概要 【Overview】
アクセプトの1980年代のラグランTシャツ。1984年リリースのボールズ・トゥ・ザ・ウォール(Balls to the Wall)のジャケットのアートワークプリント。恐らくアルバムリリース後に生産されたものと推測される。オフィシャルのものと断定できるが、ツアーTとして販売されていたものかどうかは不明。
アクセプトの詳細はこちら→Wikipedia
ボールズ・トゥ・ザ・ウォールの詳細はこちら→Wikipedia
年代 【Era】
1980年代半ば(1984年頃)
感想 【Impression】
1980年代のミュージックTはボディの質感、プリントの雰囲気など、どれを取っても現行ものとは異なる味わい深さがあります。
ミュージックTで言うと、どうしても思い入れがあるアーティスト、バンドというのは出てきてしまいますから、すべてを平等に扱うことはできません。
著者もACCEPTは通っていないので、正直バンドについて熱く語ることもできません。
ファンから見たら怒られるかもしれませんが、ただTシャツとしては当時熱量持って仕入れ、販売をしましたし、当然今見てもこのデザインはいつまでも見てられるくらいグッと来るものがあります。
1980年代はもちろんミュージックT以外のジャンルでも素晴らしいTシャツはありますが、この年代のミュージックTが高額で売買されている理由の一つとして、デザインのきめ細やかさ、ダイナミックさにあると考えます。
それで言うと、多分同年代の他ジャンルのTシャツでは太刀打ちできないと言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、そもそものデザインの大元がアーティスト、バンドのリリースした作品のアートワークが落とし込まれていることがほとんどだからです。そのアートワーク自体が作品でもあるので、その作品がTシャツに投影されるとしたら、他ジャンルより必然的にランクが上になってきます。
加えてアーティスト、バンドの存在、人気、ファン、流通の少なさと言った要素が希少価値を高めます。
長年ミュージックTを扱い続けてきたからこそ、そのように思えますし、そのように確信しています。
ACCEPTの解説から脱線してしまいましたが、脱線したからこそ、自分のミュージックTに対する想いのようなものが再確認できました。このTシャツに感謝の意を表します。
本来であればACCEPTのレビュー的なものが熱量込めて書ければ最高ですし、むしろファンの方にレビューはお任せしたいとすら思います。
しかしながら、対Tシャツという点では相応の熱量を持って接しているので、そのような想いが届けば幸いに思います。